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CHa-Ki 的思考回路
2002年9月22日:ゼロとれい
車での移動中はFMyokohamaが中心。
ラジオのリクエストの募集などを聞いていると、電話番号は「れい45・・・」と言っています。

第二次大戦中の「零戦」も我々の世代は「ぜろせん」と読みますが、「れいせん」と言う方もいます。
気温0度は普通「れいど」と読みます。
 
言葉や発音は日々刻々変化し、新語・造語が増え続けます。
辞書にも新しい言葉が加えられていくので、時代の流れで「慣れ」てくるのでしょう。

彼氏を茨城弁で言うと「し」にアクセントがきます。
これが流行り、「か」にアクセントがある標準語は消えうせるイキオイ。

女子高生よろしく語尾上がりの会話をするオヤジも多くなりました。
気色悪いことこの上ないと思っていましたが、最近のテレビを見ていると、うんちくをたれるおエライ「先生」と呼ばれるオヤジ・オバハンでさえこの半クエ(=語尾上がり)でお話になられます。
世も末ですか?
 
せめて公共放送では正しい発音・言葉を発して欲しいと思いますが、それが平和日本のレベルなのだと納得するよう心がけています。

アナウンサーの言葉には普段自分たちが使わない「正しい言葉・発音」をしていることが多いものです。

10本を「じっぽん」と読みます。
他人のことは言えません、私は「じゅっぽん」と発音します。

つい、「とか」も連発してしまいます。
「鉛筆とかありますか?」

「ら」抜き(食べられる・食べれる)も良く耳にするようになり、敬語との関連もあやふやになってきました。
 
さて、話を戻しましょう。
ZEROは英語、元はフランス語、その元はアラビア語?

英語と日本語の混在は日本人の得意とするところ。

会話の中に英語をふんだんに使う方がいらっしゃいますが、私から言わせていただければ、「アンタ、無知をさらけ出してるよ」ということになります。

正しい日本語を使えないから、もしくは知らないことをいかにも知っているように話そうとしているので、相手をケムにまくために英単語を使う。
で、おうおうにして使い方(というより正しい英語の意味)を知らなかったりするのが滑稽です。
 
「グローバル?な社会」だから、外国語の混在を真っ向から否定はしませんが、せめてナレーションではできるだけ日本語を使いたいと思います。
それも正しい日本語であり、そこらへん歩いている小学生でもわかる言葉・発音を使うべきです。

文字で読ませるのとは訳が違います、アルファベットにも要注意です。
NHKは「BSE、いわゆる狂牛病」という言い方をしますが、とてもわかりやすいものです。

「橋、端、箸」などのようにアクセントで意味も変わります。
正しい言葉を発することはとても難しいものです。

プロのナレーターでさえ、MAの時には必ずアクセント辞書を持っていますが、先日、かなり時間がかかったアクセントに「Film」がありました。
「ふいるむ」なのか
「ふぃるむ」なのか
「ふぃるむ」のアクセントは「ふ」なのか「む」なのか・・・

台所のアルミホイル(Foil)も車のアルミホイル(Wheel)もいっしょの国だから、まっ、いいか。
 

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