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CHa-Ki 的思考回路
20030802:ドボルザークと蒲田駅の発車ベル
現在、午後6時。夏、暑い1日でした。やっと夕暮れの涼しい風が吹くかと思いきや、まだまだ暑い。こんな日はEnyaではなくDvorak(ドボルザーク)の「新世界より(From the New World)」。日本語の詩がつけられて、堀内敬三作詞「遠き山に日は落ちて」、野上彰作詞「家路」という2曲の有名な歌になっていて、恐らく知らない人はいないくらいの曲。この曲は、ドボルザークが2年半のニューヨーク滞在中に書いている。ボヘミアへの望郷の念をつづった交響曲(正しくは、交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」と書くらしい)で、まぎれもなく、新世界=アメリカということ。
子供の頃、林間学校などではキャンプファイアのテーマソング(多分、今は、ゆずだったり、B'sだったりしちゃうんだろう・・・)になっていました。キャンプファイアの火が仲間の頬を照らし、酒も飲んでいないのに皆赤い顔をしていたものです。「遠〜き山に日〜は落ちて〜・・・いざや〜楽し〜まどいせん・・・」エンディングテーマを歌うとぞろぞろと小屋へ戻る・・・私は、「遠き山に日は落ちて」という曲をそんな感じで受け止めています。
JR京浜東北線の大森と川崎の間に蒲田駅があります。この駅は発車のベルが映画「蒲田行進曲」のテーマソングになっています。多分、映画をご覧になった方なら、発車ベルを聞いて、映画のワンシーンを思い浮かべるかもしれません。音楽はそれくらいインパクトがあるものです。「ダダッダ、ダ、ダ、ダン・・・」とくれば、75オーム終端、もとい、ターミネータ。曲のワンフレーズを聴いただけで、映像がよみがえります。
さて、蒲田行進曲が横浜駅の発車ベルになったらどうでしょう?ターミネータの主題歌をタイタニックに使ったら・・・失笑をかうことになるでしょう。映画のテーマソングに限らず、CMソングやポピュラーな音楽を使うときには十分な注意が必要で、特に歌詞がある場合はより難しくなります。音楽(BGM)は、映像に力を与えるために入れるはずなのに、逆効果になることさえあります。
私は、500曲くらいの著作権フリー音楽を使っていますが、「能動ビデオシリーズ」とか「大井川鉄道」とか勝手にタイトルを付けて管理しています。曲を聞くと、「あのときの撮影は・・・」なんて思い出してしまいます。社内でしか通用しないタイトルですが、曲のイメージはそのようなものだと思います。曲から連想されるイメージができあがっている曲は使いにくいものです。パロってお笑いにする以外の使い道がなかなか見つかりません。
長年付き合っている企業など、複数のVP(VideoPackage:TV番組や企業向けプロモなどを総称して言う)を制作する場合は、同じ曲を使えないという難しさがあります。曲をつなぎ直して別の曲にしたりと曲にまつわる苦労は絶えません。
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