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CHa-Ki 的思考回路
20031012:蓼食う虫も好き好き
蓼(タデ)食う虫も好き好き。辛い葉を好む虫もいるということで、だから世の中面白い。判を押したように皆同じではつまらない。食べ物、ニオイ、音楽・音、見た目・・・十人十色で毎日納豆を食べる人もいれば、見るのもニオイもイヤという人もいます。毎年中国へロケに行っていた頃、香辛料に圧倒され朝粥さえ食べられないようになり、翌年からカロリーメイトを山のように持っていった覚えがあります。金属の食器をスプーンでこする音を想像しただけでもダメ。耳をふさいで息の続く限り「あ”〜〜」と言い続けなければならない。痘痕(あばた)も笑窪(えくぼ)だったり、坊主憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎いようで・・・
じゃあ、「見なけりゃイイじゃん」という映像はどうでしょう。確かに見なけりゃOKかも知れないけど、夜中に一人で「イイ画だ・・・」と思うために写真やビデオを撮ってる人はチョット怖いものがあります。やはり、誰かに伝えようとして、良い画を見せようとして切磋琢磨(せっさたくま)している訳だから、どうしたら良い画を撮れるかは多分、(理論的な難しいことを考えれば)永遠の課題なんでしょう。
私は良い画に対し一つの結論付けをしています。良い画=自分の好きな(愛せる)画ということです。自分でさえキライな画を他人が好きになるはずありませんから。構図の理論(机上の論理)に振り回されないほうが良さそうです。算数の先生じゃないんだから小難しいことはこっちに置いておいて、「好き・嫌い」という判断材料でもイイんじゃないかと。
そういった面で、私は由緒正しい「蓼食う虫」を目標にしています。カメラマンというのは元来このような考え方がフツウ(だと勝手に思っています)。だから、決まった時にはスゴイ画でも、間違っちゃうととんでもない画になってしまうこともあります。何が何でも三脚据えて、額縁の画のようにどうってことない画を撮るのは誰でもできますが、カメラマンの思い込みの激しい(奇をてらうということとは全く別の次元の話)画には説得力があります。訴求力は「蓼食う虫」から生れるものかもしれません。
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