寝返りの返礼　脱走兵　亡命　ジェンキンス（Cha-Ki 的思考回路）

CHa-Ki 的思考回路

20047月18日：寝返りの返礼

戦国時代、忠誠を誓った主君織田信長がいるにもかかわらず、武田家へ寝返る武将。
武田家ではその武将のお陰で織田家を潰すことができたとしても（原則としては）武田信玄はその寝返った武将の首を切る。

自分が、武田家が生き延びるため。
　

元アメリカ軍人で
「脱走兵」
「北朝鮮への亡命者」
とされているジェンキンス氏。

捏造（ねつぞう）だとする家族や日本の家族会、果たして真相は？
「疑わしきは罰せず」でいいの？
日本には戦争によってもっと悲惨な目に合った人はいないって事？
忘却は最大の美徳なり？
　

もし、捏造ならもっと早く来日してアメリカと「法廷で勝負」すべきで、日本としてはその時点で援助の手を差し伸べるのがスジ。

何度もチャーター便を飛ばし、この世の天国のようなホテルのスイートルーム（少なくとも我が家の１０倍はあろう）をあてがわれ、来日したあかつきには手厚い看護が待っている。

これらの費用（多分、１家族が数年楽々暮らせる以上の金額）は全て日本国民の血税から支払われるわけで、もし捏造ならこの費用全額をアメリカに請求すべきだし、小泉首相は長年拉致されていたアメリカ兵を救ったランボーとして英雄になれる。
はず。

もし、本当に脱走兵なら軍法会議にかけて極刑にされるべきこと（そうなれば全ての国会議員が国民に謝罪し、全額を議員一人一人が責任をもって国に返還すべき）は明白です。

NHKでさえ「脱走兵」と明言しながら山のような報道を流す。
何故日本全国ジェンキンス氏を救おうとしているのか？
　

全学連（今や死語？）の報道、学生側から撮影するか、自衛隊側から撮影するかにより視聴者の印象は180度変わります。

イラク人のインタビューで自衛隊撤退と歓迎のどちらを多く流すかによって国民感情さえ操作できます。

一昔前に「やらせ」問題がありましたが、実はニュースでさえアジる（扇動する）ことは可能で視聴者は冷静に状況を把握しなければなりません。

そこに物理的に写っているものは確かに事実かもしれませんが、その内容が真実かどうかは実にアヤシイものです。

鏡に映った自分の姿はまぎれもなく自分そのものです。
鏡は、左右逆転して見えるのに何故上下は逆転しないの？
今回のジェンキンス事件では報道の難しさを改めて考えさせられました。
　

P.S.：
そんなことにうつつを抜かしている前に新潟の水害を何とかするほうが先決ではないでしょうか。
できればこっちのほうに税金を使っていただけることを切に望んでやまない今日この頃です。
　