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CHa-Ki 的思考回路
2016_0212:保育所番外地?
「音というものは、上に広がる」というのが、音響の基本です。
オイオイ、空飛ぶジェット機は下にいる我々に聞こえるじゃないか!という理路整然な反論が聞こえそうです・・・。
さて、当然のことながら、音はその発信源から360度の方向に空気振動として広がります。
しかしながら、我々は蝶やトンボみたいに空中に浮いているわけではなく、生きているのは原則地上、なので音が足下にもぐっていくことはなく、地面や床で反射されて、上へ広がります。音響の世界では、通常床のある場所を想定していますので、音は少なくとも横と上に広がることになります。やはり、床にしみこむことは無いわけです。
知らなかったでは済まされない問題かもしれません。
2015年度の政府予算に保育所300箇所分の防音壁の予算(1ヵ所数百万円)が計上され、16年度も継続されます。
最初、何のことか良くわかりませんでした。
『保育所の園児の声を「騒音」として、付近の住民とトラブルになるのを避ける』
のだそうです。
防音壁は約3mのアルミ製の「壁」です。
こんな壁があるところは、刑務所くらいしか想像できません。
それ以前に、たかだか3mの壁で音をさえぎることはできません。
音は上へ向かうのだ!マンションには効果無いのだ!文句を言っている奴らの家を二重サッシにしやがれ!
何故、子どもたちの声が「騒音」になるのか?
何故、日本はそこまで落ちてしまったのか?
何故、子どもたちに四角い小さな空を見せて何が面白いのか?
足りない足りないとわめいている保育所を作る際の申し訳だったり、既にトラブっているところには朗報かもしれません。
何と、厚労省の調査で「園児の声を騒音と思うことに共感する人」が35%だとしているのです。3分の1以上の人が子どもの声を騒音としているって・・・そんな国は有り得ないと思うけど、日本がそうなのです。もし、厚労省の調査が正しければ。
賛否両論の中、厚労省は「壁の設置を推進しているわけではない」と完全に「逃げ」をきめこんでいます。
私は昭和30年代のいわゆる高度成長期で子どもがわんさかいる中で育ちました。小学校は日本で3本の指に入るマンモス校でした。同級生の顔も分かんない人数です。
それが良いか悪いかは別として、活気のあるところには「こども」が不可欠であるというのは言いすぎでしょうか。
こどもは日本が存続するための宝です。それを嫌がるとはどういうことか・・・
そういえば、わが町の子どもたちが集団登校していますが、「無言」です。列を乱さず、言葉を発せず・・・不気味とは言い過ぎ?
子どもは遊ぶのが仕事、飛んで走って騒いでなんぼのものです。
「チヨコレイト」「パイナツプル」「グリコ」と言いながら帰る子どもがいなくなることがあってはいけない。
夕方暗くなる前に子どもの歓声や泣き声が聞こえないと困るのだ!
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