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CHa-Ki 的思考回路
2016_0813:四国・伊方原発再稼働
昨年7月に原子力規制(するかも)委員会の審査を通り、10月に愛媛県(知事 中村時広)と伊方町(町長 山下和彦)が再稼働に同意した伊方原子力発電所3号機(出力89万キロワット)が8月12日午前に再稼働しました。
福井県の関西電力高浜原発3、4号機は良識ある判断で止められたので、運転中は鹿児島県の川内原発の2基を含めて3基になりました。
川内原発については鹿児島県知事の三反園訓(みたぞの・さとし)が「原発に頼らない社会を目指していきたい」とコメントし、また、周辺自治体への避難時の「交通渋滞」と「要介護者の避難支援」などのアンケートで、薩摩川内市以外は「避難はきちんと行われない」「わからない」と答えていることから、運転を停止せざるを得ない状況で、秋以降の国内稼働原発は伊方3号機の1基になりそうです。
ちなみに、伊方原発はプルサーマルです。
使用済み核燃料から取り出した悪魔の物質プルトニウムを再び燃料として使う恐ろしい計画で、現在、クレージーなプルサーマル計画を実行しようとしているのは、核兵器転用というつまらん事情のある日本だけ。
先進フランスをはじめ、ドイツもアメリカもこのプルサーマル計画から手を引いています。
ついでに書いておきますが、この3号機は毎秒65tの海水の温度を7度上げて海へ返しています。間違いないように書いておきますが、毎秒というのは、1秒間に65トンの水の温度を7度上げているということです。
生態系もへったくれもあったものじゃぁありませんね。
さて、この伊方原発の場所を考えてみます。
人が生きる、避難するということを考えるには、この立地がキーワードです。
実は、「避難」というキーワードだけを考えれば、「最悪」の場所にあります。
※削除や名前変更される危険性があるので、場所地図はここに残します
地図からわかる通り、超細長い「佐多岬半島(さだみさきはんとう)」の付け根にあります。
原発より海側(西側)に約40の集落があり、約5000人が暮らします。
国道が先端の佐田岬近くまで1本道、そこから各集落への道が走ります。
原発の西側の集落では、海からの救援が望めなければ「避難するために原発に向かって走る」必要があります。
北側の伊予灘には、国内最大級の活断層「中央構造線断層帯」があります。
地震・津波で港や船舶に支障が出れば海からの救援は期待できません。何千人かの人々が半島の先端に向かって逃げざるを得ないという最悪の事態も起こりえます。
半島先端から原発までの直線距離は約31kmです。
この半島は、「日本三大地滑り地質」とも呼ばれ、「急傾斜地崩壊危険箇所」が点在します。
人々は皆、傾斜の中で暮らしています。
海にも陸にも逃げられないという県の想定で避難所に入ることになっていますが、そこが崩落した崖の上ならたどり着くことさえままならないでしょう。
「原発を全て止めても日本は大丈夫なんだ!」と世界に胸をはる時ではないだろうか・・・
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