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CHa-Ki 的思考回路
2016_1015:7月に行われた参院選の「1票の格差」の裁判判断
初めて導入された合区による是正策でも「1票の格差」が最大3.08倍で実施された「7月の参院選は選挙権の平等に反し違憲」だとした訴訟の判決で広島高裁岡山支部は、
「違憲の問題が生じる程度の著しい不平等状態が残っている」
との判断を示しました。
国会の取り組みに一定の評価をし、選挙の無効請求は棄却。原告は即日上告しています。
新聞各紙やキー局の報道では
違憲状態=違憲の一歩手前
という判断をしているようです。文章の頭とケツの言葉を組み合わせて新語を作れるなら日本語はこんなにややこしくないのだ!
裁判長や裁判官が「違憲状態」などという言葉を使っているような、法解釈もままならない人では裁判官には到底なれないし、万が一、使っているようなら・・・ということは棚上げしておきます。
微妙なことまで突っ込んでいけば、「著しい不平等状態」なんて間抜けな言葉を使うのは、流行に乗りやすいバカの始まりで「著しく不平等な状態」というのが日本語です。これで意味が変わってしまうなら、そもそも不平等状態という言い回し自体が間違っています。
もう一歩突っ込めば、そもそも「状態」などという意味不明の単語を使わないのが正しい文章です。
また、ややこしい問題が出てきて困っちゃうなぁ・・・。
先の国語の問題で「よっぽどのことが無い限り・・・」と書いていながら連ちゃんで「言葉の問題」です・・・
3.11の年末、政府が出した「冷温停止状態」がよみがえります。この時は、
『冷温停止とはかけ離れているので「状態」という単語をくっつけて、それっぽく表現してみました』
ということなので、
冷温停止状態=冷温停止の一歩手前
という図式ではなく、言葉による引っ掛け、言い換えれば詐欺師のテクニックですね。
オリンピック招致の際、〇〇がUnder Controlとウソを言ってましたが、あの時点でも今でもNUC(Not Under Command)です。放射性物質を大量に放出している状態をコントロールしているって何事?
いまだに一歩手前にさえたどり着いていない・・・詐欺の話ではなかった、話を元に戻します
NHKが流行の「残念」を使いたがって、ダッカのテロを「残念な事件」としたように、流行りの言葉で「みんな使ってるから、どこかで使いたいね」くらいの幼稚な発想。
どっちつかずの、すなわち、どっちにも逃げられる「状態」でごまかそうとしていることさえ理解できていない人たちが使う単語ですね。
では、今回の違憲状態の状態って何?
1.そこの一歩手前
2.どっちにも逃げられる便利な言葉
ということだとすれば、49%が違憲で51%が合憲?
松本清隆裁判長の判決文には、
国会の是正策は、都道府県の選挙区の単位を極力維持し、最小限の合区で是正を図ったものだが、
「著しい不平等(な)状態を解消するには不十分なものと言わざるを得ない」
とし、地域間投票価値の不公平さを考慮しても
「不平等な状態を正当化するものとはいえない」
とし、国会の努力には
「多くの検討課題があることは認めざるを得ない」「不平等(な)状態の解消に至らなかったのが国会の裁量権を超えて違法とまではいえない」
※(な)は分かりやすいように追加しました。テレビのインタビューなどで、おバカな「ら」抜き言葉に「ら」を加えたテロップが入る、あれと同じです(笑)
いやあ、先週の否定の否定みたいになってきたなぁ・・・
言わざるを得ない(=言える)
するものとはいえない(=しない)
ざるを得ない(=る)
とまではいえない(=ではない)
「見ザル聞かザル言わザル」みたいにもなってきたなぁ・・・
裁判官なんだから、断定すれば?とも思いますが、時代でしょうか、そうもいかないのかしらん・・・
「あなたを犯人と言わざるを得ないが、この証拠が犯罪を立証するものとはいえないので、釈放せざるを得ないが、罪が無いとまではいえない」って言われてもなぁ・・・
Under Controlのくだりは最初の〇にク、次の〇にソを入れてお読みください。
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