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CHa-Ki 的思考回路
2016_1227:動画は「動かない」が鉄則
おかげさまで2017年、能動ドットコムは30年を迎えます。ひとえに皆様のご支援のたまものと深く深く感謝いたしております。
本サイトも17年目に入ります。「速い・見やすい・役に立つ」というサイト運営方針は今後も変わりません。言うまでもないのですが、ページトップへ戻るボタン(PAGE TOP)が右下部にフェードインする以外、ご覧になる方の意に反して勝手に動く部分もありません。
我々、ビデオ=動く画が生業(なりわい)で、幸か不幸か動画基準で物事を考えるようになっているので、ご覧になる方が操作しなければ「勝手に動かない」サイトです。
     ビデオ、ムービー、動画、今は映像というのが一般的でしょうか、今回は、分かりやすいように「動画」で統一していきます。
さて、何事も一事が万事というわけでもないでしょうが、企業のホームページを見てみると、そのサイトを運営している会社の生業、すなわち本当の仕事内容、目指す仕事が見えてくるような気がします。
動画のカメラマンにとっては「どうしたら動かさないで済むか?」が最も大きな命題です。
「伝えるためには動かさない」が原則ですから「動かない・動かさない工夫」が求められます。
ところが、静止画基準の人たちは大きくカメラを動かしたがります。「動画だから」という言い分です。お気持ちは痛いほどわかります。
多くの方にとっては「動画=動く」という認識だと思いますが、動画基準では「可能な限り動かない」のが大原則なのです。
ホームページのコンテンツがあっちこっち勝手に動いていたり、邪魔なウインドウが出たり消えたり、文字が明滅したり動いたりしていれば、そのサイトの動画知識は素人レベルと判断します。

伝達の初歩の初歩ですが「動きの中で意図したメッセージを伝えることは不可能」です。この原則は千年後でも変わることはなく、500万年(猿が二足歩行を始めて現在に至るまでの時間)くらい経つと変わる可能性が出てくるかもしれません。
時代の流れに乗って、写真館や写真カメラマン、ホームページ制作会社、印刷会社などが動画の仕事を始めると、どうしても動くホームページを作ろうとします。「伝わるか伝わらないかの論議はしていない」「動画なんだから動かなきゃ」というお気持ちも痛いほどわかります。

特にホームぺージ制作会社に依頼したら「常にどこかしら必ず動いてます」みたいなページになってしまいます。彼らは動かないものを何が何でも動かそうとします。間違っているなどとは決して思わない「今は動画の時代=静止はダメ=動く」すなわち「動かす=サービス」なのです。
「動かない=つまらない=手抜き」とされてしまうのも時間の問題、いや、もうすでにそういう時代かもしれません。動画を知らないから、理路整然と説明できないから流される以外に方法は無いし、それ以前に疑問にさえ思わないでしょう。

「動画を勘違いするとこうなります」は今のインターネットを見ていれば一目瞭然ですね。長い時間が経てば、そういうおバカなことにも慣れてきます。
一番大切なことですが、動きに慣れるのとメッセージが伝わるのは全く次元の違う話です。
念のため書いておきますが、動かしたがる人たちのもう一つの逃げ道に「デザイン」という言葉があります。もちろん、これも伝えるとは全く次元の違う話です。
情報を得るために見ている人か?暇つぶしで見ている人か?の二択と考えればわかりやすいのでしょうか。自社のサイトがどちらのお客様を対象としたホームページなのか?ということです。
     この「動く」というのは、フェードして出ても画や文字が勝手に動いても、もちろん、アニメーションなど根本的に動くものも同じ扱いです。ついでに書けば、番組のテロップや映画の字幕も同じ分類です。なぜ動くことがダメなのかは地球の成り立ちから生命の誕生へ・・・と長くなり「森田の禅問答」と陰口たたかれるのでここでは割愛します。
脳活性として左利きは頭が良くなるというニセ情報にだまされて、左手で箸を持つ人が多くなって、あと10年もすると「私の彼は右利きなのよ!」と絶滅危惧種かのような会話が普通になるかもしれない・・・戦国時代でなくとも多勢に無勢が民主主義で、51%の人が間違っていればマチガイでも正しくなります。

マチガイの常識化は怖いのですが、「動画」という点だけで考えるならば「チョロチョロ動くホームページ=動画の知識無し」という公式さえ知っていれば、いろいろな判断材料になる=分かりやすい話でもあります。
   追記: 動画のカメラマンは、どうしたら「被写体の動きもカメラの動きも最小限にできるか」を第一義に考えます。すると、カメラマンは右利きで、右目利き(通常、カメラマンは利き目をコントロールできます)でもあることが必要で、頭脳的には最小限の価値ある動きを具現化できるのが良いカメラマンという判断をします。この右利きと動画の話は近々また別項できちんと書きたいと思います。
動きのついでに「デザインや色とメッセージ」の話も別項で書きたいと思っています。このCHa-Ki 的思考回路もまた少しずつボチボチですが、動画中心に戻していければなぁ、と考えています。
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