ご 質 問 お答え(CHa-Ki )
インディーズでバンドをやっているものです。12月にCDを出しまして、今度はビデオでも出そうか、という話をしていますが、なにせお金がないので、自分ら(僕)でいちから作ろうと思っています。
で、無茶苦茶初歩的な質問をさせてください。
デジタルビデオを持ってますので、PCで編集しようと思いますが、デジタルビデオで普通に撮影すると、すごくナマナマしい映像になります。ミュージックビデオとかドラマ、映画などのようにナマナマしくない映像を撮影したいのですが、どうすればいいのでしょうか?
スローシャッターで撮影すればいいのでしょうか?でもそれだと残像が出るし。。。
(ちなみに、ビデオはソニーのDCR−TV30です。)
本当に突然メールしてすみません。誰にどう聞いていいのかわからなかったので、メール書いてしまいました。
若干難しい面があります。もちろん、編集でナマナマしくない映像にすることは簡単で、低価格編集ソフトでも十分だと思います。ただ、ノンリニアと言ってもハードやOSの制約を受ける事が多く、誰でも簡単なんて宣伝してますが、実は、そのハードルは、結構高いものです。このへんは、NowDO.comのノンリニアメール相談室などをごらんになればわかるかと思います。どちらかというと、ハード面(パソコン・HDD・RAMなど)やOS、チップセットなどで苦労している方も多く見受けられます。(近々、基本ハードスペックもアップしたいと思っています)

文面からでわかる範囲でお答えいたします。
  1. TRVとノンリニアの相性は良く、どのソフトでも大丈夫でしょう。
  2. スローシャッターで撮影することに関しては、一部で使う分には効果的(1曲で1〜2回程度短いカットで)です。
  3. モノクロ・ソラリ・カラコレなどの効果は編集の時点でかけるべきで、撮影は通常通り正しく行うのが普通です。
  4. カメラが小さいという最大の武器を使って、普通では撮影しにくいアングルなどを考えて撮ってみてください。
  5. プロモーションミュージックビデオでは、音楽を先に入れてそこにリズムに合わせて映像をインサート(ミュージックカット)します。従って、たくさんのカットを撮影することが必要になります。できればコンテを書いて撮影する方が良いでしょう。編集の時点でカットが足りないのは最悪です。
  6. 速いリズムの曲では多くのカット数が必要になります。何曲か聞かせていただきましたが、結構、たくさんの映像が必要かと思います。
  7. 歌っていない、何気ない生活のシーンを入れ込むと単調さを補うことができます。
  8. スローとは逆に2倍・3倍速(速い動きになる)の編集をするのも面白い効果があります。
  9. 3次元特殊効果(ページめくりなど)は使わないのが鉄則です。
  10. 口パク(リップシンク)を合わせる場合は、必ずCDを使ってください。カセットテープでは合いません。
ミュージックプロモーションはずいぶんO.A.させていただきました。私、本来はドキュメントですが、この分野も得意とするところ(と自分だけ思っています)ですので、また、何かわからないことがあったらいつでもどうぞ。
OL(ディゾルブ)とワイプはNGってどういうことでしょう。。。
合わせるとNG?ということなのでしょうか?
それともどちらか一方だけでもダメなのでしょうか?
私の話は、はしょっていてわかりにくいと良く言われます。
合わせないでもNGです。
OLもWIPEももちろん特殊効果もNGということです。
このような特殊?効果はそれなりの意味があるもので、それを間違ったところに使うと(視聴者は無意識ですが)それなりに「変」に見えるものです。
例えば、1曲の中で3拍子と4拍子がコロコロ変わったら、おかしいのと同じです。
それと、何度もすみません。
マナマしいというのが、なんというかDVでった絵(画質?)のことです。(なんのエフェクトもけない状態の絵です。)たとえば、ニュースとかの映像に近いですよね。(クリアすぎる)でもプロモとかは、ドラマや映画のような絵(画質)ですよね。(マットというかこもってるというか・・・)
普通にDVで撮ったビデオのクリアすぎるナマナマしすぎる映像をどうすれば、プロモらしい絵にできるのかが、やはりよく分かりません。
大丈夫です。おっしゃっている意味は十分に理解しているつもりです。
最近のプロモ、例えば、ウタダとかマイKとかの映像を見ると勉強になる(どちらも私のシュミです)と思います。まあまあできは良いと思います。残念ながら浜崎なんとやらは横でかかっていると、「音消せ!」。キライなんです。んな私のシュミを言っても仕方ないんですが、クレーンなど使いたい放題の環境です。機材的には全く太刀打ちできない状況です。そこで、前回の「小型を生かした撮影」が生きてきます。それと、奴らはフィルム撮影ですから、再生速度を自由に設定できます。ここがビデオの弱点。どうすることもできません。全ての映像を90%のスピードで再生なんてことも朝飯前。ところがビデオでは擬似的にはできますが、本来の形としては不十分。そこを補うのがカメラワークだと思います。小さいカメラを最大限生かした撮影がキーワードなんです。こればっかりは、なかなか説明し難い。現場での直感みたいなものが結構重要だったりします。

単純に16mm映画のような眠い画にするのはアナログ(それもHi8のようなもの。VHSはダメ)で撮影してDVにコピーすればそれっぽくなると思います。ちなみに私の感覚ではHi8は湿った画、S-VHSは、パリっとした乾燥系の画です。テレビ自体が乾燥系ですから、違ったイメージを出す場合、8mm系が良いと思います。但し、それでご希望の画が収録できるとは思いませんが・・・。
追伸:
とにかく、下手な小細工(特殊効果)でごまかすのではなく、映像そのものの変化・面白さで「見せる」ことが重要です。カット替えの方法は昔のモノクロ映画がとても参考になります。
また、タイトルに入る前のプロローグ(フック)部分は大変重要です。十分に時間をかけて、本編を見たいな〜という気にさせるように短く作る方がBetter。この部分は本編の出だしと反対のイメージで作ると効果的。本編が派手なら地味に、本編がゆっくりなら速いテンポでというように。
がんばってください。
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