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75オーム終端抵抗値による波形の変化                 2000年更新

Case 1 : R2=75Ω ・・・・・ 75Ω終端抵抗:ノーマル状態
      e=(75Ω/(75Ω+75Ω))×2Vp-p=0.5×2Vp-p=1Vp-p (100%IRE)

Case 2 : R2=∞  ・・・・・ オープンターミネーション
      e=(/(75+))×2≒1×2=2Vp-p  (200%IRE)

Case 3 : R2=150Ω ・・・・・ 1/2ターミネーション
      e=(150/(75+150))×2≒0.667×2=1.33Vp-p  (133%IRE)

Case 4 : R2=37.5Ω ・・・・・ ダブルターミネーション
      e=(37.5/(75+37.5))×20.333×2=0.67Vp-p  (67%IRE)

Case 5 : R2=25Ω  ・・・・・ トリプルターミネーション
      e=(25/(75+25))×2=0.25×2=0.5Vp-p  (50%IRE)


※※※ 特に注意を要するのは、case4。VTR後部の終端スイッチがONのまま他の機器にループスルーで送っているような場合、常に波形モニターを監視していればすぐに発見できますが、ピクチャーモニターのみに集中していると、見逃してしまうことも多いものです。

 (Ω:ohm  Vp‐p:Voltage peak to peak IRE:Institute for Radio Engineers)

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