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音声処理(VUとピークメータ…)                        2000年更新
大まかな音の分類
一口に「音」といってもそう簡単に分類できるものではありません。ここでは大まかな分類を考え、編集に役立てていきましょう。
1.収録時のいろいろな音
@声(飛行機を撮影している場合の飛行機の爆音もこれと同じ、すなわちメインとなる音)
Aベースノイズ(画面に映っていない自動車や、街のガヤガヤ音)
Bノイズ(本当の意味での雑音=マイクの風きり音や、カメラの機械音、必要の無い自分の声や音)
当然のことながら優先順位は、@ABの順番(ここではBは無視します)。
S/N( Signal To Noise ratio :信号対雑音の比)から考えると@がバリバリで収録され、Aは、小さいほど良いのが一般的ですが、編集を考えた場合、Aが重要な意味をなすことがあるので、あまりないがしろにできません。
下図のようにベースノイズが聞こえたり聞こえなかったりは、とても聞きづらい音となります。BGMでカバーできる場合は別として、編集用にベースノイズをわざわざ収録することもあります。(下図)
2.編集における音の分類
@上記@〜B
Aナレーション
BBGM( Back Ground Music ) = 音楽
CSE( Sound Effect )= 効果音(現場で収録できなかった音も含まれる)
 3.音の種類による分類

@音の大小:音圧レベル(db:デシベル)の大小

db 3 6 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 110
倍数 √2 2 3.14 10 31.4 100 314 1000 3140 10000 31400 100000 314000
上表は、あくまで機械的な数値。人の耳は、雑踏や騒々しいレストランの中でも相手の話を聞き分けられる能力があります。逆にいえば、これを正直にマイクで収録しても、相手の話をそこから聞き分けることは非常に困難になります。(カクテルパーティー現象)
A音の高低:周波数の高低
  • 人間の可聴帯域は一般的に20Hz〜20kHz
    このうち、最も良く聞き取れる周波数は4kHz。100Hz以下および15kHz以上では急激に感度が低下します。
    ちなみに、電話の帯域は、100Hz〜5kHz。人の声は、通常100Hz〜5kHz程度

B持続時間:パルス的な音か、継続的な音か

  • 一般的には30ms未満の間隔で2つのパルス的な音が鳴っても1回としか聞こえません。また、先に出た音が後から出てくる音を聞こえにくくしたり、A,B2つの音が同じに出ている場合、Aの音を聞いていると、Bの音を聞く能力が低下します(マスキング効果)
(参考)VUメータとピークメータ
  • VUメータは応答速度が300msと規定されています。したがって、パルス的な音は実際の音量より小さめに表示されます。アナログではさほど問題ありませんが、最近のPCMや、BS放送などでは、VUメータとピークメータを併用しなければなりません。
C距離:音源までの距離…聞こえる大きさが同じでも遠い近いで聞こえ方が違う。
  • 但し、マイクを通して収録された音に対しては、遠い、中くらい、近いの三段階程度の判断しかできなくなってしまいます。ステレオの場合、音の聞こえる方向(音の定位)が問題となりますが、ここでは割愛します。
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