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ナレーションのコツ                                 2004年更新
ノンリニア編集でのナレーションが苦手というかたが多いと思います。ナレーションの手法などを書いた書物があまりないので、ちょっとしたコツを少々。
1.話し方
  1. 5m離れた人と話す気持ちで
    • こうすれば、ほとんどの問題は解決するはずです。5mあれば、ゆっくり、わかりやすく、間をおいて話さなければ伝わりません。
  2. 間(ま)の取り方。話すスピード。特にエンディング
    • たたみかけるようなナレーションやつまづくような間の取り方に注意します。ナレーターの間は想像以上に長いものです。話しているスピードより、間の取り方のほうが大切です。間は文章毎に取ります。「一面に(間)花(間)が(間)咲いています…」ではなく、「一面に花が咲いています(間)…」になるようにします。また、エンディング(締めの部分)ではだんだんゆっくり話すようにすると、感情がこもります。
  3. 「てにをはが」語尾に注意
    • どうしても語尾が強くなりがち、「花が咲いています」の「が」にアクセントがこないようにします。
  4. 発音・アクセント
    • 発音・アクセントにも注意します。ただ、私個人的には、大滝秀治調のしゃがれた声や立松和平調の方言バリバリのナレーションも好きです。あまりこだわらずに自分なりのナレーションスタイルを作りましょう。
2.文章
  1. 画面の説明はしない
    • 特に修飾語に注意します。「きれいな花がたくさん咲いています」はNG。きれいか、そうで無いかは視聴者が決めること。「菜の花畑が広がります」が正解です。
  2. 端的な表現
    • 日本語は、主語と述語が離れるとわかりにくい場合が多く、また、修飾語の使い方も難しいものです。同音異義語にも注意します。例えば、「潜水艦が先行した」と「潜水艦が潜航した」とは全く異なります。また、「〜したが〜だが〜」(否定形)を多用しないこと(免許試験を思い出してください)も大切です。
  3. 小学生でも理解できる言葉
    • 読めば簡単に理解できる言葉でも耳で聞くと大変解りづらいので、できるだけ平易な言葉を使って、誤認されないよう注意します。カタカナ言葉もできる限り少なくします。例えば、「スキル」は「能力」。NHKでは、「BSE、いわゆる狂牛病」と言います。誤認しやすい言葉は注釈を入れることも必要です。このように、視聴者(対象者)のレベルに合っているか?、番組全体を通して一貫した文体か?ですます調の統一、現在形と過去形などにも注意を払います。
3.その他
  1. 入りと終わりのタイミング
    • シーン頭から最低でも1秒以上を空けます。終わりは2秒程度空けるようにします。このことにより落ち着きがでます。また、エンディングではナレーション終了後にBGMだけの部分を作ると余韻が残ります。
  2. 例外
    • 教育ビデオなどどうしても必要な場合は、画面とテロップとナレーションで「これでもか!」と叩き込む方法もとられますが、これは、あくまで例外と考えてください。
という原則があります。しかし、それぞれの人生経験あっての言葉やイントネーションですから、あまりナーバスにならずに自分なりのナレーションを「恥ずかしがらずに」してみてはいかがでしょうか?と言いながら私は自分の声を聞くのがとってもイヤだということもあるんですが・・・。
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