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編集 Rule.003「スピードと正確さを求める」 
早く正確なら楽しい・・・楽しけりゃアイデアも浮かぶ
ひとつ、最初にお断りしときます。
このルールはアマチュアの方が「ご自身で楽しむビデオ」には適用されません。

あくまでも他人に対して「伝える」ためのルールです。
撮影の3日後に納品できるためのルールです。

従って、目次の「さわりの一言」に書いたようなルール以前の話をしておかなければなりません。
今回は、そのためのお時間を拝借いたします。
 
まず、ルール以前の問題として、プロとアマチュアの最も大きな差はどこにあるかということについて。

プロ:それぞれのカット※がカットつなぎになっている
アマチュア:それぞれのカットがEffect(特殊効果)でつながっている

というのが一番わかりやすいかもしれません。
ワイプや特殊効果は言わずもがなですが、あるカットからふわっと別のカットに重なりながらつながるOL(オーバーラップと言うEffect)も、アマチュアライクなつなぎ(ごまかし)です。
 
「ふざけんな!」コールが聞こえてきたので。
何故、OLがアマチュアライクかという理由

1.OLしている1~3秒間はカメラマンが撮った画ではない、コンピュータが作った画面である。これは、プロとして最大の屈辱である。

2.例えば、音楽では、リズムに合わせてテンポよくカットをするのが気持ちいいが、このためにはカメラマン、ディレクター、スイッチャーなどのスタッフが全員音楽を知っている必要があり、そのレベルが維持できない場合、恥も外聞も捨てOL(リズムに合わせてカットできないのでごまかす)せざるを得ない。
 
おそらく、この2点を納得していることがプロで、納得できない人がアマチュアという位置付けで良いと思います。

ピコ太郎さんの「Pen-Pineapple-Apple-Pen」があれだけ流行ったのは、特殊効果を一切使わずに、全てカット替えしていることも一因です。
音楽的「ノリ」で見せたければOLはできません。

ただ、無理やりプロライクな手法にする必要はないかもしれません。
もしかすると、ぐちゃぐちゃな画が好きな人もいるかもしれません。
もしかすると、滅茶苦茶から新たな文化が生まれるかもしれません。

いずれ詳細に書きますが、カット編集の大原則として
アクションカット

ミュージックカット
があります。
ざっくり「これ以外のカット替えは無い」と思っていただいて結構です。

動きと音(音楽のリズムだけでなく、話や何かの音・・・全ての音全般)によるカット替えなら映画など長時間の視聴に耐えます。
OLなどの特殊効果によるつなぎは「飽きる」~「またか」~「見たくない」
   
でも、しかし!

カット替えはルールを知らないと難しい、というより、ほとんど不可能。
なので、洗練された映画・ドラマやCMにしか使われない。

であれば、逆に!

ルールを知ってしまえば、超短時間で編集できる。
見直さずに済む正確なカット替えができる。
そこに、個性的なアイデアが加われば無敵なのだ。
 
このディレクター的編集ルールは
「カッコいいカット編集を追求する」
ための法則なのだ!
 
次回:使っちゃいけない「特殊効果(Effect)の意味」
※カット:撮影でスタートからストップまでの録画部分(編集ソフトで言うところのクリップ)をカットと言います。
もう一つ、その録画部分を次の録画部分につなぐ部分もカットと言います。
さらには、つなぐ部分を作るために録画部分の不要な部分を切り捨てることもカットと言います。
(撮影では、録画を「止める」ことをカットと言います。カメラマンとしては、録画を「止めた」こともカットと言います)
すなわち、何秒間かの録画部分をワンカットと言い、それらの頭とケツをカットして、つなぐ部分もカットというとてもややこしい話ですが、文面や話の流れでどれを指すのか分かるようになってください。
例えば、
次のカットは・・・これは、録画部分=クリップのこと
フレームアウトの後15フレでカットする・・・これは切ること
カット替えのところ・・・つなぎの部分を指します
こんな感じです。慣れれば何ということもないのですが・・・
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