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能動ドットコム > ビデオ制作 100のルール > 編集のルール
編集 Rule.004 使っちゃいけない「特殊効果(Effect)の意味」 
使っちゃいけないなら書くなよ!
と言われそうですが、絶対必要な項目なので、使わないようにという警鐘として再確認しておきます。
 
手元にあるEDIUS 8のカット替えのトランジションEffectsです。
いっぱいあるので、一番下にウインドウを参照しときます。

おおまかに分けたもので約70種類。
各種、方向や大きさ・数など細かに数えると・・・数え切れません。
それくらいあります。
ほぼ一生使わないものばかりです。

編集ソフトが悪いと言っているのではなく、どの編集ソフトもおおむねこんな感じです。
Effectの数が多いことを宣伝文句にしているものもあります。
 
時速200km/hで走ることがなくても、ポルシェに乗ってる感じでしょうか。

もちろん、だからと言って、最高速度110km/hの車は誰も買わない。

いずれにしても、無くても良いけど、せっかく有るんだから使おう!
ってことになっちゃうのは、必然と言えば必然かな?
 
前回、カメラマンとしての恥を知れ!みたいに書きましたが、それは、こっち(制作側)の問題であって、視聴者には関係ないじゃん!
という声も聞こえてきそうです。

なので、ここでは視聴者側から考えます。

ある程度映像を知っている制作者(ディレクター)は次の2点を考えます。
1.視聴者に対するお願い
2.視聴者に対する命令
なんか、今回の内容はドツボにはまる予感たっぷりぃ・・・
 
今後どんどんその道(底無沼)に入っていきますが「映像=文章」です。
そのカットに文章(言葉)を当てはめよ!という問いに対し即答できるのがディレクターとしての第一歩です。

最も簡単な例は、
特殊効果(Effect)をかけたカット替えは「命令語」
です。

たとえば、ワイプをかけて次のカットに替わる。
これは、
「俺様(ディレクター)がカットを替えるから、ちゃんと見ておけよ!」
と視聴者に対してオタケビを上げているということです。
視聴者に命令するという意思表示がワイプです。

ちなみに、視聴者に命令したくない場合はカット替えをします。
 
では、特殊効果は100%命令語か?
素朴な問いですね~。
ニュース、特に天気予報などではワイプの山です。

例えば、関東地方北部の週間天気予報から南部の予報に切り替える時、もし、カット替えにしたら、視聴者は表示が変わったことに気が付かない。
そこで、あえて、ワイプをかけて、
「わかりやすくするために、あえてワイプを使いました。ご了承ください。」
と「お願い」しています。

短いVP※ではシーンの切り替えで三次元特殊効果(3D Effect)を使いますが、これもワイプの仲間。
従って、本当は、VPって命令の山とも言えます。

それでも、怒らずに見てくださっているので、「お願い」と受け止めていただけてるのではないかと、勝手ながら都合よく解釈しています。
 
「俺様がパソコンで作った映像を見せてやる!」
と思って作っている場合はどんどんワイプなりなんなり、飽きるまで、好きなだけお使いください。
アマチュアの楽しみを奪うほど野暮ではないので、注釈しておきます。
  
視聴者と映像(テレビ)の間に「ミゾ」を作りたくない、と思えば特殊効果は使えないはずです。

一番ミゾを作りたくない「フィルム映画」では、九分九厘ワイプなどの特殊効果は使いませんよね。
 
次回、もういっぺん、ダメを押しときます。
徹底的にやらないと「そうは言っても・・・」になってしまいます。
映像の初歩ですので。
 
次回:「地球上で起こりうる現象
EDIUS 8のEffects例
EDIUS 8のEffects
※VP:Video Package=番組、販売ビデオ、企業向けビデオなどあらゆるビデオ制作ものについてブイピーという言い方をします。業界用語。特に注釈がない場合は、企業系のビデオを言います。
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