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甲状腺全摘出の記録
バセドウ病
(甲状腺機能亢進症)
甲状腺全摘出手術、手術後
16:メルカゾール限界量に挑戦
2018年6月1日  2ヶ月ぶりの受診
なんだかわかんない状態がそのまま血液検査の数値に。

TSHが測定値以下に下がり
FT4が上昇し限界値近くに

どうみても悪化。

先生曰く
「落ち着いてたようだったので、様子見てたが、また、悪化しつつある。(これまでの1日2錠では、さらに悪化するので)3錠で様子を見る手もあるが、1ヶ月後に受診できるなら(限界の)4錠にして、いったん、(強引に)下げる方向にする。これで下がらないようなら薬での治療は難しいので別の方法を相談させて欲しい」

別の方法って切除だよなぁ・・・

「あのお・・・別の方法って、切るってことですか?」
「切除すれば、翌日には治ってますから」

イヤイヤ、
低下症の投薬が始まるし、
喉にドレーンチューブ刺されているし、
抜糸まで2週間くらいかかるし、
その後も痛みが続くだろうし、
どう考えても翌日に治らないじゃろ!!

ただ、この腫れ、反則チョーク攻撃も1年半。
けっこうキツイ。
一昨年10月以来、ずーっと、24時間600日である。

腫れが、あと何年も続くくらいなら、手術も可能性として有りなのか・・・

甲状腺機能亢進症の原因がストレスだという人もいて、
「じゃあ、この喉腫れによるストレスが原因でさらに亢進症が悪化して、
 さらに喉が腫れて・・・って考えてること自体がストレスで・・・」
って完全に堂々巡りの魔のスパイラルに入るってことなのかなぁ・・・

さしあたり、また、
筋肉釣りの危機もやってくるし、
ダルダルな体調もおとずれる。

それこそがストレスなような気がします。
 
6月5日 速攻です。
だるだる〜。
メルカゾールが効きまくりなのがとっても分かりやすい・・・

立って靴下を履けないどころか、階段を上がるのも辛い。
椅子から立ち上がるのも苦労する。
というより、座ってることさえ、パソコンのキーボードをたたくのに、指を上げてることすら辛い・・・薬効きまくって、全く力が出ない・・・

昨年末から1月にかけての
最悪の体調のさらに上って、
超最悪の体調?
考えただけでもぞっとします。

初診の時以来の4錠攻撃がこれほど急激に効くとは思ってませんでした。
一昨年秋、昨年春、昨年秋から年末にかけて3錠にして、かなり体調悪かった(という考え方が先生と違っているのかなぁ)のが4錠だからさもあらん。
甲状腺機能亢進症が低下症になることを望むかどうかということかなぁ・・・
元気ホルモンを抑えれば、確かに低下症としてダルダルになるし、筋肉釣りも多発します。

患者的には「悪化」と思えるんですが、
医者としては「亢進症が治まった」
と考えるのでしょうか?

あまりにひどいようなら7月まで待たずに受診しなければ・・・
 
6月15日
とにかく、悠長な話ではない。
とってもじゃないけど7月まで待てない!
予約を変更!

7月の受診予定を6月15日に変更して、すぐにでも、転院できる手はずを整えなければ!
アイソトープ(放射線)治療か手術かの選択ができる病院に変更してもらおうと受診。

えっ?
そこ?

問題は別のポイント?

頼むよ!

昨年秋に心不全の治療を自主的に中止したのが運の尽き。
当然、「電カル」のデータも中途半端になっています。

「心不全の治療結果がでてないから紹介状を書けない」

わからなくもないけど、こっちは必死。
それはそれ、そこはそことして、頼むよ〜

「もう一度、心不全の診察を受けていただいた後に紹介状を書きます。」

長らく、他の病院を紹介すると言ってくださっていたので、早く従えば良かったのに、近々治るなどと安直な考えでいたのが情けない・・・後悔。
 
6月20日
仰せの通り、貴重な時間を割いて、心不全の受診に来てやったのに、待合室に看護婦さんが出てきて、
「心電図を取る」
「血液検査をする」
だのと、ごたくを並べるから
「甲状腺の紹介状を書いてもらうためだけに来たんだから、いかなる検査も拒否する」
「嫌なら、そう言ってもらえれば、このまま帰るから、その段取りをして欲しい」
と丁寧にお願いしてるのに、周辺には奇異の目。
すったもんだの末、違う先生の診察を受けます。

もう一度「現時点では全く問題ないし、当然、治療をする必要も無い」状況を拝聴して
「念のため(もしかしたら予防的に飲んだほうが良いかもしれない)薬を」
ということなので、くそ高い薬を処方していただきました。
 
6月29日
甲状腺〜心不全のハシゴ受診です。

甲状腺の先生に、「心不全の受診をし、これからも病院に通うことを了承した」ということで甲状腺専門病院の紹介状を書いていただけました。

心不全の先生にも、ご機嫌を損ねてまた、駄々こねられても面白くないので、心不全の血液検査も受けて、また「念のため」薬の処方箋を書いていただきました。

「甲状腺専門医の診断も次回の受診の時にお聞かせください」
「はい、わかりました」
「甲状腺の先生から紹介状書いてもらったと思いますが、(心臓病担当医の)私からも紹介状書いておきますから」
「はい、ありがとうございます」

とは答えても、もはや、この病院には二度とくることはないでしょう。
もちろん、薬を3ヶ月分出されて「はいそうですか」などと買う気はありませんので、

あんたらと付き合うのは
以上です!

なんか、胸のつっかかりが取れたような・・・
 
17:最後の決断
ひとつだけ、ちょっと気になったので記録だけしておきます。
6月20日に10日分の薬を処方してもらいました。
エリキュース錠 5mg
  ちなみに薬代だけで1日200円overです。3ヶ月だと約2万円。

さて、この薬はというとワーファリン系と同じ
血液抗凝固薬
です。

ワーファリンやリクシアナを飲んでいるときは採血の時に必ず
「血をさらさらにする薬を飲んでますか?」
と聞かれ、
「はい」
と答えると、ちゃんと準備している看護婦さんはそのまま、準備不足の看護婦さんは、慌てて注射針を細いものに変更します。
そして、
「血をサラサラにする薬を飲んでいるので10分以上押さえてください」
と言われます。
それでも15分以上止まらなかったことが何度かあります。
これが1年半の採血の流れです。

ところが、29日は、薬のくの字も聞いてきません。
採血後も
「じゃあ、5分くらい押さえてください」
とのこと。

1.うるせえオヤジ情報が行きわたって、懲らしめようとしている
2.そもそも、効き目の無い薬を買わせて儲けている

医師の話では飲めば速攻で効いて、止めればすぐに効果が無くなる薬とのこと。
では、正解はどっちだ?

まっ、紹介状のための必要経費。
1錠も飲んでないので、どっちでも良いけど・・・
 
目次
01:前フリ(最悪の生活習慣)
02:症状と言えるかどうか?
03:心不全。不整脈と心房細動って何?
04:横浜市立市民病院 納豆人間復活!
05:甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
06:副作用
07:体重のこと、甲状腺の腫れ

08:そして・・・ぶり返し
09:薬と症状の因果関係の訂正?
10:1年が過ぎて、2年目に突入
11:トレッドミル検査
12:アイソトープ治療の行方
13:ヨウ化カリウム
14:ヨウ化カリウム その後
15:ヨウ化カリウム中止
16:メルカゾール限界量に挑戦
17:最後の決断
18:横浜市立大学附属病院
19:全身麻酔、甲状腺全摘出手術
20:最終回、退院後初検診
Add:2019年6月、術後10ヶ月、完治宣言!
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