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甲状腺全摘出の記録 PCでご覧になる方
心房細動
の原因はバセドウ病(甲状腺機能亢進症)
症状/治療/薬の副作用、そして全摘出手術
 01:前フリ(恥をしのんで…最悪の生活習慣)
心不全・心房細動の診断、治療から一転、2016年8月に甲状腺機能亢進症と診断され・・・

バセドウ病の症状、治療と副作用などを素人の視点で記録しました。

まずは、初期症状?
2015年5月禁酒に至るまでの経緯を書いておきます。
 
生活習慣がアルコホール。

仕事が無ければいつも酒海で泳いでいます。
日没とともに酒を飲み始め、20時にはヘロヘロです。

代わりと言っちゃあ何ですが、朝4時には起きて活動開始します。

昼過ぎに起きて、明け方まで仕事する人たちの1日分の仕事が午前中に終わってる計算です。

午前中の仕事は夜中の仕事の3倍効率!
という経験値です。
 
酒量を書いておきます。

4リットルで2000円くらいの25度安物焼酎(アルコール系工業飲料?)がお定まり。

これを焼酎ジョッキにドボドボと注ぎます。

割るのはミネラルウォーターを沸かしたお湯で1:1。

4リットルが、10日で無くなりますので、400cc/day、やや飲み過ぎかな?

400x0.25=100、アルコール摂取量は100cc/day、こんな計算でイイのかなぁ・・・。

余談ですが、酒呑み話で
「焼酎とお湯、どっちを先に入れるか」
問答があります。

私は問答無用で焼酎が先。

これは、焼酎を正しく量るための大切な取り決め。
比率1:1の原則を守らなければならない。
毎日決められた量を飲まなければならないのだ。

ついでに書けば、酒類を注がれるのが大嫌いなのは、この基準が崩れるから。


酒呑みの話はとめどもないので話を元に戻します。

毎年8月にメタボ検診に行きますが、肝臓系のGOPとか何やらは全て正常値。

模範的健康そのものです。

とにかく酔っぱらってフラフラになるのが気持ちよくてやめられない〜。

おかげで、2013年春、自宅の階段を滑り落ちて肋骨にヒビが入りました。

すぐに階段に手すりを取り付けたのは言うまでもありません。

なお、ヒビが入った翌日には呼吸することすらキツイのに、8kg近いカメラを担いで仕事してました。
根性有ると言えば聞こえがいいかもしれませんが、単なるバカという言い方もあります。

さらに、1年も経たない2014年、今度はテーブルにぶつかり肋骨2本にヒビが入りました。

さすがに、肉体的にも精神的にも
「ヤバいかなぁ・・・」
それでも止められないアルコホーリック=アル中。

もはや、アルコール依存症なんていう生ぬるい状況ではありません。

そして、運命の2015年5月、禁酒をするわけですが、その前の何年間かの症状を書いておきます。

予兆というか、前ぶれというか、結構大事なことかもしれませんので。
 
2015年春頃までの数年間に自覚症状があって、甲状腺治療で治った?こと、回復しつつあることを書いておきます。

前兆かもしれません、医学的にどうかわかりませんが、とりあえず、自分自身で感じていたことを記録しておきます。
  • 午前中、特に起きてから2〜3時間は声が出にくい。
    単語的な短い言葉はOKだけど、文章が長くなるとだんだん声が出なくなる。

    頑張らないと声が出ないので、午前中の電話はかなり厳しかった。
    何というか、声帯が動かせなくなる?みたいな感じかなぁ

  • 指が震える(当時アル中が原因だと信じていた)
  • 手のひらが赤紫色になっている。色の表現が難しいのですが、手相の谷の部分の色が全体に広がっているといえばいいのかなぁ
  • 爪が柔らかい、割れる、層になって剥がれる(爪水虫=白癬菌と信じて2回検査をしたが、2回ともハズレ。結局いまだに病名不明・対処法不明)
  • 寝ている間に耳が「しもやけ」になる
  • 同年代の人よりも食事の量が多い気がする
  • 疲れやすい、気力が続かない
単なる加齢か、長い目で見たときの前兆なのかどうなのか・・・

医学的に正しいかどうかは分かりませんが、同じような症状があるようでしたら、早めに検査を受けたほうがイイかもしれません。
 
2015年に戻ります。

どうしても
心臓の鼓動が気になる、どう考えても大きすぎる・・・

いろいろ気がかりになっていた5月31日。

いつも通り大量の酒をくらって布団に入ったら

「いつもよりさらに心拍が超大きい、ヤバい?」

もしかして
「死ぬかも?」
さすがにこれは尋常じゃない

「今日を限りに禁酒しますから明朝、目が覚めますように!」
とお願いしてみます。

翌朝、まんまと目が覚めたので、お願いを聞いてくれた誰かにお礼を言いながら焼酎を排水口にバイバイしました。

やっぱり、長年親しんだ酒ですから、捨てるのはチョット心苦しい感もあります。

どうせまた飲みたくなるのだから、しばらくの間の「とりあえず、いちおう禁酒」としました。

30年間吸い続けたピースを止めた時も「なんちゃって禁煙」という「やわ」な気持ちだったので、今回の禁酒も「やわ」にします。
 
何十年ずっと信じて疑わない

「諸悪の根源は酒と運動不足」

な訳ですから、こうして

「禁酒すれば、残るは運動不足解消!」

ということで一件落着するはずだったのですが・・・


事態は思わぬ方向に向かっていきます・・・
 
つづく  その2:症状と言えるかどうか?
このサイトを書くきっかけを書いておきます。
バセドウ病で苦しんだヨスさん(@yossense)のブログが私の大きな支えになりました。
はたして、私ごときの記録が他人に役立つかどうかは別として、願わくは、心房細動・バセドウ病に苦しむ方のほんの一助になるようにとの思いで書きました。
ヨスさん(@yossense)には心よりお礼を申し上げます。        
2017年5月追記
目次
01:前フリ(最悪の生活習慣)
02:症状と言えるかどうか?
03:心不全。不整脈と心房細動って何?
04:横浜市立市民病院 納豆人間復活!
05:甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
06:副作用
07:体重のこと、甲状腺の腫れ
08:そして・・・ぶり返し
09:薬と症状の因果関係の訂正?
10:2年目に突入
11:トレッドミル検査
12:アイソトープ治療の行方
13:ヨウ化カリウム
14:ヨウ化カリウム その後
15:ヨウ化カリウム中止
16:メルカゾール限界量に挑戦
17:最後の決断
18:横浜市立大学附属病院
19:全身麻酔、甲状腺全摘出手術
20:最終回、退院後初検診

Add:2019年6月、術後10ヶ月、完治宣言!
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