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甲状腺全摘出の記録
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
症状/診断と治療/薬の副作用、そして甲状腺全摘出手術、手術後
17:最後の決断
甲状腺といえば「伊藤病院」と言われるほど。
症例や治療などで、世界でもあまり類を見ないほどの専門病院です。

2018年7月6日(金)
どうしても午前中は外せなくなってしまい、午後から、のこのこ出かけます。
保土ヶ谷に車を置いて湘南新宿ラインで「渋谷」まで30分、銀座線ひと駅で「表参道」に着きます。
A2を上がると探すこともなく、目の前が伊藤病院。

名前からして、こじんまりとした病院でスゲー待たされるイメージでしたが、とても近代的なビルで、きれいな病院です。

初診手続きをして順番を待ちます。

大量の人なので、遅くなるのかな?
と思いきや、診察室が16室あって、どんどん診察が進みます。
結局1時間弱程度で受診。
 
美人の女医さんで
「この人になら殺されちゃってもイイか」

ものの5分程度で診察が終わり、お約束の検査漬け
1.血液検査
2.甲状腺エコー検査
3.心電図(これは元々が心房細動・心不全だったので、まっ、念のためって奴ですね)
で今日は終了です。

まあ、あっけない。
 
7月9日(月)
伊藤病院 2回目。

先週言われた通り「医療相談室」に向かいます。

きれいな看護師さんが丁寧にご説明くださり・・・
なんですが・・・
 
「投薬の次の選択ですね」
「はい」
「まず、アイソトープですが、甲状腺が100gを超えているので通院はNG。治療は入院です」
「それって、私のことですか?」
「はい」

あっちゃ〜、またかい!
ちゃちゃっと終わらせるわけにはいかないようで。

「アイソトープですと3か月くらい先まで予約で一杯なので・・・」
「・・・」
 
「手術の場合は全摘です。」
あーだこうだと模型を使ってご説明いただき、
「予約が今年いっぱい埋まってて、来年の・・・」
「(ちょっと待ったぁ〜)ってことは、手術なら半年待ち。アイソトープなら3か月待って効き始めるのが半年後で、さらに追加アイソトープ有りってことですか?」
「はい、手術をお急ぎなら大学病院をご紹介することも可能です!」
 
「・・・」
何だかなあ・・・

なんか恨みでもある?
なんか悪いことした?

かんべんしてくんないかなぁ・・・

返事に窮していると、美人看護師さんがいろいろ調べてくれて、
「お住まいは横浜ですか、金沢八景の市大病院は遠いですか?」
「(もはや遠い近いじゃないよ!)近い近い!すぐです!八景島良く行きます!」

捨てる神、拾う神

「今日の午後に市大病院の先生がいらっしゃるので、ここよりはずいぶん早く手術できると思いますから午後先生にご相談されますか?」
「(決まってるだろ!)はい、お願いします!」
 
ということで2時間待って神奈フィルのソロコンマスの石田泰尚さん(ぜひとも「やまゆ」に確認してもらいたい!」)に良く似た先生に相談。

「8月か、遅くとも9月までには手術できるようにしましょう」
「ハイ、お願いします!」

即決!

ひと安心してイイよね?
大丈夫だよね?
撤回しないよね?

ちなみに今日の処方はメルカゾール5錠
専門病院なので、遠慮なく大量に出せるのと、手術に向かってホルモンコントロールと可能な限り小さくしたいということのようです。

昨日寝る時にさえつってるからなぁ・・・
これからどんだけ筋肉つるのか・・・
痛いけど、我慢しかないなぁ・・・
 
18:横浜市立大学附属病院
目次
01:前フリ(恥をしのんで…最悪の生活習慣)
02:症状と言えるかどうか?
03:心不全。不整脈と心房細動って何?
04:横浜市立市民病院 循環器内科 納豆人間復活!
05:甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
06:副作用
07:体重のこと、甲状腺の腫れ

08:そして・・・ぶり返し
09:薬と症状の因果関係の訂正?
10:1年が過ぎて、当たり前だけど2年目に突入
11:トレッドミル検査
12:アイソトープ治療の行方
13:ヨウ化カリウム
14:ヨウ化カリウム その後
15:ヨウ化カリウム中止、メルカゾール減らす
16:メルカゾール限界量に挑戦
17:最後の決断
18:横浜市立大学附属病院
19:全身麻酔、甲状腺全摘出手術
20:最終回、退院後初検診
Add:2019年6月、術後10ヶ月、完治宣言!
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